代表取締役　西村 淳

現在の日本では、待機児童対策という社会課題を解決する為に、政府が様々な形態の保育園を増やしています。平成25年に始まった「待機児童解消加速化プラン」により、従来の保育園ではあり得なかった園庭を公園で代替することを認めるという「小規模保育園」が開園するようになりました。そのことによって、未満児に限ってですが「ひとりひとりに 寄り添った保育」を実現することができるようになりました。私はこのタイミングで、保育事業者の方々が「小規模保育園」を開園するプロジェクトにコンサルタントとして参画することになり保育業界に入ることとなりました。
その現場でのやり取りの中で今度は「小規模保育園」では未満児の待機児童解消にはなるのですが、卒園後の3歳児が待機児童がでるという課題にぶつかったのでした。そのような平成28年に始まった「企業主導型保育園」で3歳以上の以上児の受け入れが可能な施設の建設ができるようになり、今度は小学校入学前まで受け入れ可能な「企業主導型保育園」を開設することになりました。そのような中で、ご相談が激増する中起業して受け入れ体制を整えたのが株式会社ten設立の経緯です。そんな中保育園園長達と話す中、歴史ある保育園の為や働くママの為という目的を聞いている中で、弊社は「子どもファースト」を掲げ、日本の未来を担う子ども達 の生活を豊かにする為に保育園を運営することを誓いました。
また、私はこれまで飲食業・整骨院業・美容業の事業とコンサルタントを経験してきました。そんな中保育業界に参入して、この業界の労働環境に関していくつかの違和感を感じたことがあります。それは、子どもの為だから、社会福祉だからという大義のもと「サー ビス残業」、「パワハラ」、「寿退社や非正規雇用の常態化」といった旧態依然としたブラックな業界風土でした。そこで弊社は、「新しい保育」を掲げます!!他の業界から見ても恥ずかしくないような「ホワイトな労働環境」を実現を目指します。その為に、「残業0を目指しますが、どうしても生じる場合は持ち帰りせずに職場でしっかりと計上する。」「体育会系のような先輩保育士のトップダウン指導にならないように、選択理論や コーチング技術を取り入れた内発的動機づけをする係り方を幹部研修しています。また、 一般保育士がネットで相談できるようにGEPPOというコミュニケーションツールを活用し、閉じた世界でのストレス早期発見・改善フォローに努めています。」「正社員の産休・育休取得、有給休暇取得の推進、正社員化の促進」「定年80歳」「男性保育士の活用」といった労働環境のホワイト化を目指します。そして、現場で働く保育士、栄養士、看護師の方々が「みんな笑顔」になる職場環境を全力で実現します。働く人達が「みんな笑顔」であれば、先出の「子どもファースト」が必ず実現できると確信しています。
最後になりますが、保育園がどんどんできていて量だけが拡大していますが、これからは質の問題が必ず出てきます。そんな中、平成30年に「新・保育所保育指針」が施行されました。そこで弊社は、社内研修や外部研修の受講を推奨し、お互い学び合うことで新しい保育指針にそった保育が実践できるように日々精進しております。また、そのような研修を受けた方々に対して、処遇改善をすることでずっと長く働く保育士さん達が増えるこ とが本当の意味での質の向上に繋がっていくと信じています。
このような思いで保育園を運営しておりますが、この思いに共感してくださる保育士の先生達に是非応募頂いて、共に素晴らしい保育園を創っていきたいと思います。あなたのご応募を心よりお待ちしております。